Kが作る朝ごはん。

Kが仕事を11月で退職して、次の仕事が1月から始まるため、12月の間はのんびりするというので、この機会に料理を覚えてもらおうと、食事担当を任命した。
月曜日の朝ごはんは、根菜うどん。
前の日からいりこで出汁を仕込んでおいたものに、大根・人参・ごぼう・長ネギ・油揚げ・豚肉などを入れて煮込み、薄口醤油と塩で味を調える。
いりこを煮出して「何分?」、野菜をひとつひとつ切りながら、「順番は?」など僕に聞きながら、僕はそばでなるべく手を出さないように見守りながら出来上がった。
冷奴にちりめん山椒をかけて副菜にして、他には作り置きの昆布としいたけの煮物、メインは豚肉と根菜のうどん。
冬の始まりに、ふたりで「美味しいね。根菜が甘いね」などと言いながら、作ってもらった朝ごはんをいただくのは幸福な時間だった。
これからもずっと毎朝作って欲しい。
まるで子どもにご飯作りを教えている母親の気分。
カテゴリーgay

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