OUT IN JAPAN SETOUCHI 撮影会

写真展

高松駅前の高松シンボルタワー内で行われた撮影会は、57人のセクシュアルマイノリティ当事者が撮影会に参加した。
今までに14回くらいの撮影会に僕も参加してきたのだけど、毎回撮影する人たちと接していて、胸がジーンとなる瞬間が何度もある。
打ち上げの席で隣になったビアンの方はご家族と同居していて、彼女とはもう随分長いつきあいで、彼女はしょっちゅう家に遊びに来るし、お母さんお祖母さんとも仲良くやっているのだけど、自分たちがビアンカップルであるということは絶対に言えないと言うのだ。
「カミングアウトは、自分たちだけの問題じゃないから、することによって、家族全部を壊してしまうんじゃないかって思って…」
「僕はKとつきあいはじめの3年間くらいは、僕が月に一度か二度大分や福岡に行って、一緒に楽しい週末を過ごした後に帰る時に、Kが手を振りながらとても悲しそうな目をしていたのを今でも覚えているんですよ」
そんな話をしている僕のそばで、彼女の目からは涙がこぼれ落ちた。
彼女も週末に彼女が遊びにやってきて、日曜日の夜には帰っていくのだけど、毎回その度にとても寂しい思いを重ねているのだと話してくれた。
考えてみたら日本中のセクシュアルマイノリティは、こんなカップルがほとんどなのではないだろうか?
いつか、こんなカップルが何も思い悩むことなく手をつなぎ、一緒にいられる世の中になってほしいと思う。
カテゴリーLGBT

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