イングマール・ベルイマン

夏の遊び(素晴らしい名作だった)

ベルイマンの映画は、大学の映画論という授業の時に観て以来、すっかり忘れていたところに、映画狂の友人BridgeのMが、ベルイマンの映画特集を恵比寿でやっていてすごくいいから観に行った方がいいよと教えてくれていた。
恵比寿が昔から好きでないためなんとなく行けずに過ごしていたのだけど、ベルイマンの特集が好評により延期されたというので集中して観てきた。
「夏の遊び」
「野いちご」
「鏡の中にある如く」
「沈黙」
「仮面/ペルソナ」
「叫びとささやき」
改めて6作品を観て思ったことは、ベルイマンというのは恐ろしい天才だったのだなということ。
ひとつひとつの作品を作る時に、毎回誰も今までにやったことがないような実験をしている。そして、どの作品でも、一言では言えないような、人生の深淵を描こうとしている。
僕が観た6作品は特に、人生において絶望の中にいる人が主人公となって出てきている。
そしてその絶望の暗闇の中から、まるで奇跡の一かけらを探し出すかの如く、美しい真実をつかもうとするのだ。
観終わった後にも、人生の折に触れて思い出すことになりそうな映画たち。この機会にあと3作品くらい観ておきたいと考えている。
⭐️ベルイマン生誕100年映画祭http://www.zaziefilms.com/bergman100/index.html

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