きゅうり

実は、きゅうりのことを、栄養価もないくせにもてはやされすぎだと思っているのだ。
ナスやこんにゃく同様全く価値のない野菜だと思っている。
小さな頃に鈴虫やカブトムシを飼った時に、きゅうりを餌としてあげていたせいかもしれないけど、きゅうりを食べると、どうしてもその頃の記憶が蘇り、香りとともに虫やおがくずを思い出してしまうのだ。
でもたとえ栄養素がなかったとしても、全く価値のない野菜ではなくて、利尿作用があったり、むくみを抑えたり、身体にとって少しは作用があるということは知られている。
それでも、夏の間は特に野菜売り場できゅうりは確固たる立場を確保しているので、嫌でも目に入ってくる。
今までは自分できゅうりを買うことは、ポテトサラダを作る時以外にはなかったのだけど、先日きゅうりを自ら買い求め、浅漬けにしてみた。
すると、ジメジメとした梅雨の食事が、ほんの少し和らぐような爽やかさを感じたのだ。
そして、生でないせいか、鈴虫もカブトムシも思い出すことはなかったのだった。
栄養がなくて役立たずだと思っていたけど、気分転換くらいにはなるのだと、自分の中のきゅうりの地位が、ほんの少し上がったのだ。(と言っても、ナスやこんにゃくと並んで最下位なのだけど)
⭐️きゅうりの浅漬け〈作り方〉
1. きゅうり二本の皮を、縦にピーラーで縞模様のように剥き、食べやすく斜めに切る。
2. 200mlの水に小さじ2弱の塩を溶いて、ジッパーに入れ、3センチ四方くらいの小さな昆布か、細切りの昆布ふたつまみくらいを入れ、大葉5枚を細かく切って入れ、1のきゅうりを入れる。
3. 6時間くらいたったら出来上がり。
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