真夜中のパーティ

今回ニューヨークに行くのには、いくつか目的があるのだけど、その中の大きな1つが、『the boys in the band(邦題:真夜中のパーティ)』の舞台を観ること。
今回の再演は、9人のキャストが全てゲイであることをオープンにしていることでも有名。(初演は、1人だけストレートだったそうだ)
ニューヨークに行く前に、『真夜中のパーティ』の細かなセリフや言い回しを、改めてもう一度予習しておきたい(歌もなく9人のキャストが英語で喋り捲る舞台は、予習必須でしょ)と思ったものの仕事が忙しく、ギリギリになってしまい、改めて日本語版を探すと映画も在庫がないというのだ。
慌てて新宿2丁目の『ぺんぺん草』に、日本語の脚本は持ってないかと聞くと、「誰かに貸したっきり、返ってこないのよ…」という。
そこで、昔出版された『真夜中のパーティ(青井洋二訳)』をAmazonで探し、中古の本を買ってみるも、お届けは土曜日になると書かれてしまい、絶望的な気分で『ぺんぺん草』に飲みに出かけた。
『ぺんぺん草』のマスターは、いつそんなものを買っていたのか、『真夜中のパーティ』の英語の本を僕に差し出した。
「わたし、2冊持ってるからこれをあげるわ」
「えー!もらっていいの?うれしい!」
中を覗くと、英語がギッシリ…でも、台詞を追っていくと、これはこれで読んでおけば分かりやすい教科書にはなる…。
相変わらずのくだらない話を『ぺんぺん草』でして、帰路につくと、驚いたことに、どういうわけかポストに『真夜中のパーティ(青井洋二訳)』の本が、予定よりも早く入っていたのだった。
「やったー!これで舞台までに予習が出来る!」
散々焦らした神様に、改めて感謝したのでした。
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