クレーム。

使われていたヘアワックス

日本人は、クレーム(サービスに対する改善要求)を入れることが苦手だとよく言われる。
レストランで酷い席に案内された時や、ホテルで酷い部屋に通された時に、僕は迷わずクレームを入れるようにしている。
「出来れば、他の席(部屋)にしていただけませんでしょうか?」
先日、ヘアワックスをイギリスから船便で取り寄せたのだけど、念のためにチェックをしてみたら、10個買ったうちの1つが、すでに使われたことのあるものだった。
すかさず僕は、ひとつを送ってくれないかとメールを入れたら、イギリスから時差があったのちすぐに返信が来た。
「My sincere apologies for this!! We will absolutely send you a replacement for the product that looks tampered/opened.
I can also give you a credit back on your card if you did not want us to send the new one. Let me know what works best for you.」
ひとつを送ってもらうのは、送料がもったいないので、クレジットカードにひとつ分を戻してもらった。
先日、6月に行く予定のニューヨーク・サンフランシスコ便のチケットをインターネットではじめての代理店で取り、座席指定は代理店に連絡しろと書いてあったので電話をしてみた。
すると、日本語のたどたどしい女性が出て言ったのだ。
「JALは当日でないと座席指定出来ません。アラスカ航空は、指定出来ますが、2800円かかります」
僕は、「ニューヨークまでの長時間フライトなのに当日まで座席指定出来ないって、もしかして席が離れ離れになってしまうかも…それに、アラスカ航空はなんでそんなことでお金取るんだろう?」と思いながらも、離れ離れになるのは嫌だと思い、取ってくださいとお願いした。
電話を切って、JALのホームページに行くと、なんということか、あっさりと座席指定が出来たのだった。
それに、アラスカ航空の座席まで、リクエストが出せるとのこと。これならば、代理店にお金を払って座席を取ってもらう必要など無いではないか。それに、JALのマイレージバンクで取れるのならば、何故それを先に言わないのか?
そこでもう一度代理店に電話をかけることにした。電話には先ほどの女性が出たので、ことの経緯を話して、「座席指定はしなくて良いです」とお願いしたのだけど、「もう座席指定しましたので、カードからお金は引いてあります」と言うのだ。
僕は、「そもそも、あなたがJALで普通に座席指定出来ることも知らないでお客に適当な情報を流していること自体がおかしいと思うのですけど…」
と言うと、慌てて「クレームはこちらにメールをしてください!」と言って早々に電話を切ったのだった。
僕は、2800円が惜しいと言うよりも、この新参旅行代理店が、日本語もきちんと話せずにわけのわからない対応をしていることに怒りがこみ上げて来て、その場ですかさず日本語と英語でクレームのメールを出した。
すると、2日後くらいに代理店からメールがあった。
「お問い合わせの件につきまして、座席指定手数料として課金させていただいた2800円を返金手続きさせて頂きました。」
クレームばかり入れているモンスターゲイおばさんみたいかもしれないけどそれは違っていて…笑
最初に書いたようにクレームとは、苦情ではなく、『サービスに対する改善要求』として捉えて、冷静にサービスを要求する形にすると、意外とすんなりとこちらの要望が通ることが多いようだ。
たとえ頭に血が上ったとしても、あくまでも、「キィーッ!」と感情的にならないこと。

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