家事は重労働。

Kは仕事が終わるといつも、ゴールドジムか英会話スクールに行ってから帰ってくる。
早めに仕事が終わった僕は先に家に帰り、晩御飯の支度をするのが毎日の日課。
朝ごはんを作り、Kが昼ごはんに持って行くためのゆで玉子や茹でた野菜、ベビーリーフなどの生野菜を毎日準備して、毎日の晩御飯の献立を考えて作ることは、疲れていると時々とても面倒に思うことがある。
今日は、友人カップルが渋谷で芝居を観た後に一緒に友人のバーに行って久しぶりに飲まない?と誘われていたので、Kも「仕事の後にゴールドに行って英会話スクールも入れているので適当に何か食べてからバーに行くね」と言って出たのだった。
「あー!今晩の晩御飯は何にも準備しなくていいんだ〜!」
僕は家に帰ってのんびりと過ごしていたのだ。自分ひとりのご飯なんて、なんでも適当に食べればいいではないか。
するとそこへKからLINEが入った。「やっぱりゴールドいくのやめて今から家に帰るね」
「あ…なんもないや…家にあるものでいいよね?」と返信を打って、さて、困った…と思ったのだ。
ご飯を研いで炊くにも、味噌汁の出汁を取るにも時間がないので、冷蔵庫にあるビーフシチューを温めて、あとは春野菜のクリームパスタを作って、ロメインレタスとトマトのサラダでいいかな…。
赤ワインを飲みながら、Kは美味しいと言って食べてくれたのだけど、改めて主婦やお母さんが家で毎日ご飯を作ることの大変さを思ったのだ。
掃除や洗濯はちょっとサボることが出来たとしても、ご飯だけは作り続けなければいけないものなあ…
だって家族に、「今日は何も食べるものはないわ」とは言えないもの。
それも毎日毎日、僕の家だと朝晩2回を常に作り続けなければいけないのだ。
改めて、家の家事を毎日こなし、今日のご飯は何にしようかと考え作り続けている主婦や奥さんの労力のことを、半端ないものだと思うのだ。

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