かぞくへ

ブリママが前にすすめてくれた日本映画『かぞくへ』を、ユーロスペースに観に行った。
孤児院で育った主人公のあさひは、ボクシングジムで働いている。かおりという女性と同棲をしていて、半年後に結婚を控えて結婚の準備をしている。
あさひには、結婚式に招待するような家族がなく、たったひとりの孤児院からの友人ひろとがいるのみ。
あさひは、ひろとのためを思って東京での仕事を紹介したのだけど、その仕事にあやしい気配が立ち込めてくる・・・。
この映画は、ふたりが結婚式に向かってゆくだけのささやかな毎日を描いているのだけど、言葉による説明がなく、役者の演技によって繊細な心情やストーリーの展開が紐解かれてゆく。久し振りに観た日本映画だったのだけど、せつねくてむせび泣いた。
日本にも、こんな風に素晴らしい映画を作る人たちがいたのかと嬉しくなった作品。
残念ながら、今は一部の劇場でしか上映していないので、どこかで機会があったらぜひご覧になってください。
⭐︎かぞくへhttp://kazokue-movie.com/

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