バラの枝の誘引。

このところの春の陽気で、急にバラの芽が動き始めた。本来ならば1月や2月のもっと寒い時期に行うものなのだけど、今こそやらねばと重い腰を上げてバラの枝の誘引を行った。
なぜ寒い時期がよいかというと、バラの葉っぱが落ちていた方が、枝を望む場所に定めやすいのと、休眠状態にある時期の方が枝を曲げやすく折れることも防げるから。また、棘も寒い時期の方がなぜか手や洋服などに絡み付きにくいようなのだ。
早朝から素手で行ったバラの誘引は、ところどころ手を棘で傷つけられてしまい、帰って来たKが心配してクリームを塗ってくれた。
それでもこれで、春の満開のバラを思い浮かべながら、毎日の成長を見守ってゆくことが出来るようになった。園芸をしていると、季節が目の前でぐんぐん動いてゆくのをリアルに感じられる。
これから暑くなるまでの間は、園芸家にとって毎日が夢の園にいるような気分なのだ。

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