彼の見つめる先に

ベルリン国際映画祭の国際批評家賞を受賞したというブラジルはサンパウロの映画『彼の見つめる先に』は、胸がきゅんと締め付けられるような甘酸っぱい青春ゲイ映画だった。
ゲイ映画と聞いて勢いづいて観に行ったのだけど、少し観てたらこの映画、先天的に目の見えないゲイの少年のお話だった。
主人公のレオと、レオにいつも寄り添っている女の子ジョヴァンナ、転校生のガブリエルが繰り広げる何気ない毎日の高校生活を見ていると、純粋に人を好きになることや高校生の頃の溢れるばかりの情熱を思い出した。
それにしても、日本の普通の映画館で、LGBT映画祭でもないのに、こんな風にゲイ映画やトランス映画、ビアン映画を観られるなんて、なんて素晴らしいことだろうと思うのだ。
昨日の『ナチュラルウーマン』も素晴らしいけど、甘酸っぱい青春映画がお好きな方は、こちらをおすすめする。
⭐️彼の見つめる先にhttp://www.mitsumeru-movie.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です