ナチュラルウーマン

金曜日に『しあわせの絵の具』を見て幸せな気持ちになっていたのだけど、新宿2丁目のBridgeのママ(ブリママ)からは他にも観るべき映画をいくつも聞いていて、週末は映画三昧に。
土曜日は、アカデミー外国語映画賞受賞のチリの映画『ナチュラルウーマン』へ。(映画を観ていて疑問に思ったのは、邦題の『ナチュラルウーマン』。アレサの歌うキャロルキングの曲ナチュラルウーマンから来ているのだろうけど、原題をそのまま訳せばよかったのにと思う)
ヒロインは、トランスジェンダーの女性で自身も本当のトランスジェンダーの『ダニエラ・ヴァガ』。監督は『グロリアの青春』の監督で『セバスティアン・レリオ』。
ストーリーはもちろんここには書かないけど、ひとりのトランスジェンダーの女性が、シンプルに愛する人とともに生きてゆこうとするだけなのに、様々な場面において世の中の逆風が吹いてくる。
僕が改めてゲイであってよかったと感じられることのひとつが、社会の中で同じように生きづらさを抱えていたり、平等の権利を与えられていなかったり、弱みを持つ人々のことを思い、想像し、共感することが出来るということだ。
この映画は、見る人に、そんな視点を静かに持たせてくれる希有な作品。心から素晴らしい作品だと思う。
⭐️ナチュラルウーマンhttp://naturalwoman-movie.com

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