しあわせの絵の具

新宿二丁目の行きつけの店『Bridge』のMが、またしても素敵な映画を紹介してくれた。
アカデミー賞に次々とノミネートされている個性派女優サリー・ホーキンスと、大好きなイーサン・ホークが主演の映画『しあわせの絵の具』は、実際のカナダの画家の人生を描いた、しみじみと心に残る映画だった。
子どもの頃からリュウマチのため身体が不自由なモードと、孤児院で育ち、読み書きも苦手なエベレットが偶然出会い、やがて人生をともに歩んでゆく物語。
カナダの田舎町まで10キロもある町の外れ。小雪が積もり冷たい風が吹くさな一軒家の電気も水道もないような暮らし。男気が強くがさつなエベレットと、純真で無垢なモードは、人生における最もたいせつなものをふたりで見つけ出した。
映画を見ていたら、知らず知らず涙が頬をつたった。
印象的なセリフがいくつもあるのだけど、それは映画を見た人がそれぞれに感じ取れたらいいと思い、あえてここでは書くことはしない。
「完璧な人」とは、なんだろう?
それは、映画の中に描かれている。
(ゲイ的な目線で見れば、イーサン・ホークがやたらセクシーで困る)
⭐︎しあわせの絵の具http://shiawase-enogu.jp/

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