満ち足りた気持ち。

アラスカカフェ

先日訪れた大分の日田で、何度か行ったことのある小さなカフェで、店の人に言われるままにテーブル席に着いて話していると、僕たちの後から3人の家族が入ってきた。
おじいさんおばあさんと孫息子なのか、男の子は小学三年生くらいだろうか?もしかしたら年の離れた親子かもしれない。
空いている椅子が、窓側のカウンターを詰めるしかなく、お店の人が声をかけてカウンターに座っていた二人の女性たちがずれて、カウンターに3人をお店の人が座らせようとした。
そこで、僕とKが顔を見合わせてカウンターに代わることを告げて席を移ると、おじいさんとおばあさんから「ありがとうございます」とうれしそうに感謝された。
少年はずっとケラケラと楽しそうに笑っていて、帰る時にも3人は、とても幸せそうにテーブル席で過ごしていた。
僕たちが感じた言いようのない満ち足りた気持ちは、なんだか特別なもののような気がした。
小さなことでも、誰か、何かの役に立てた時に、思いがけず笑顔や「ありがとう」という言葉を受け取ることがある。
それは僕たちへの、贈りものなのだ。

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