ゲイバーのような体験。

新宿2丁目の近くにある小料理屋さんは、マッチョでかっこいいマスターがやっている。
小さなお店でサービスをするHちゃんは、いつも笑顔でお酒に詳しい女性。(お店の都合上、あまり公に出来ないようなので詳しい場所はここでは控えさせていただきます)
このたびHちゃんが40歳になるからと、日曜日の夕方からお店でHちゃんの誕生日パーティーが開かれた。
小さな店内に集まったのは、99%がゲイの人たち、それも多くが30代20代。僕がいた時間帯でも、軽く50人は越えて小さな店内をひしめき合っていたので、全体では100人はゆうに越えていたと思う。
僕が一番心地よかったのは、店内のほぼ全員が僕の名前も顔も存在も知らなかったということ。こんな体験は、なかなか行きつけの新宿2丁目のお店では味わえないからだ。
カウンターでお酒を飲んでいると、後ろに立っていた若い男の子が、酔った勢いから僕のお尻を触りはじめた。何かの冗談だろうと思っていたら、今度は後ろから両手で胸や身体中をまさぐりはじめた。
僕はくすぐったくなって笑いながらやめさせたのだけど、不覚にも、「こういうこと、もう何年もないなあ・・・」と思ってしまったのだった。
たとえばBridgeで僕にそんなことをする人はいないし、目の前に50代が迫って来たおじさんに触りにくる若い子なんてほぼいないだろう。
久しぶりに若かった頃の週末のゲイバーに行って、男たちがぎゅうぎゅうにひしめき合う中に身を置いて帰って来たような、そんな不思議な日曜日だった。
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