壬生菜。

いつも常備していたい青菜の中でも、壬生菜が特に好きだ。
東京では、水菜の方がより一般的なのだけど、僕の行くスーパーでは、時々片隅に壬生菜が売られていることがあり、見つけると迷わず買ってくるようにしている。
壬生菜で作る一番多い料理は『煮浸し』だけど、舞茸と煮浸しにしてもよいし、ゆずを散らしてもいいし、壬生菜独特の苦みが何とも言えず味わい深いものだ。
でも、他の主菜や副菜を作っていて、ちょっと青菜が足りないと思った時に、僕がよく作る一品は、『壬生菜と油揚げ炒め』。
『煮浸し』だと、少量の出汁が必要なのに対して、出汁を使わずに一瞬で作ることが出来て、それでいて味がきりっとしてご飯のおかずにもなってくれる。
小松菜やほうれん草、水菜でも十分美味しいのだけど、壬生菜で作った炒めものは、どこからか京都の風が吹いて来てほんの少し格が高い気がする。
⭐️『壬生菜と油揚げ炒め』
<材料>
壬生菜 1束
油揚げ 1枚
鰹節 2パック(2.5g入り×2パックくらい)
淡口醬油 20ml
酒      20ml
ごま油 小さじ2
<作り方>
1.壬生菜を食べやすい大きさに切って、5分間くらい水につけてしゃきっとさせる。
2.油揚げを横長に半分に切ったあと、細く棒状に切る。
3.フライパンを中火で熱し、ごま油を引き、油揚げを炒める。少し焼き色が着いて来たら、壬生菜を茎の部分から投入。一息置いて葉も投入して炒める。
4.ざっくり全体に油が回ったところで(生の部分が残っていてよい)鰹節を全体にふりかけ、お酒と淡口醬油を全体に回しかける。
5.手早く全体を混ぜたらすぐに皿によそって完成。
※余ったものも容器に入れる(変色を防ぐため)。
※小松菜などで一束が多いものは、薄口醤油と酒の量を30×30くらいにして調整すること。
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