笑う故郷

「岩波ホールで面白い映画がやってるよ」
いつものようにBridgeのMからLINEが入り、今週末までということでKとふたり、仕事の後に待ち合わせて神保町へ。
学生の頃から通っている岩波ホールは、普通ではなかなか観られないような世界中の映画をこれまでに上映してきているのだけど、その時に見逃すと後ではなかなか観られなかったりする映画ばかりなのだ。
『笑う故郷』は、久しぶりに度肝を抜いた映画だった。
故郷のアルゼンチンを長く離れていた作家がノーベル賞を受賞したのちに、自分のルーツがあるアルゼンチンの田舎町に数日間帰るという話なのだけど、そのストーリー展開が見事で、一寸先のことすら想像できないワクワクする作りになっているのだ。
人生というものをアイロニーを交えながらどこか俯瞰で見ていて、映画全体を見終わった時には「してやられた!」と思う爽快感。
日本の今の映画界には決してない、大人のウイットに満ち溢れている傑作。
⭐︎笑う故郷http://www.waraukokyo.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です