OUT IN JAPAN 札幌撮影会。

札幌に来たのは、『OUT IN JAPAN』の撮影会が久しぶりに札幌で実現したから。
撮影日はパレードの翌日に決まっていたのだけど、撮影会の日にちが近づいて来ても残念ながら応募者がなかなか集まらず、改めて地方で暮らすLGBTにとってのカミングアウトの難しさがあるのだろうと考えさせられていた。
めげない僕たちは、撮影当日まで夜のゲイバーを何軒もハシゴして、「『OUT IN JAPAN』の撮影会に出ませんか?」となりふり構わず声をかけ続けた(実際にはゲイバーのママにも、お客さんにも参加していただくことが出来た)。そして当初36人くらいだった応募者が、撮影日を迎える日には結局65人にまで膨れ上がったのだった。
今回の撮影会で改めて感じたことがある。それは、僕たちのチームのことだ。
僕たちの今回の撮影チームを構成している人たちを見てみると、ゲイが6人と少し多いのだけど、ストレートの女性が3人いたり、MTF2人、FTX1人、とセクシュアリティもバラバラ。
それでいて、みんながそれぞれの持ち場の仕事をきちんとこなしていて、周りを思いやり、撮影会場はいつものようにとても温かい空気に溢れていた。
ゲイである僕は、周りがゲイで囲まれている心地よさを知っている。でも、こんな風にさまざまなセクシュアリティの人たちと、同じ思いで何かをやり遂げることの心地よさは、なんとも温かく、居心地のいいものに感じられた。
そして撮影会に訪れた人たちも、スタッフの作り出す温かな空気感に自然と調和して、カメラ前に立っても楽しそうに過ごしていたのだった。
札幌の撮影会を終えて、これで1099人のセクシュアルマイノリティの人々の撮影をしたことになるのだけれども、主宰者である妹のGがあげた目標は、2020年までに1万人というとてつもない数のセクシュアルマイノリティの撮影であり、僕たちの道のりは、ようやく11%達成したばかりなのだった…。
⭐️OUT IN JAPANhttp://outinjapan.com/
カテゴリーLGBT

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