『ありがとう』の奇跡。

『ありがとう』という言葉を毎日言い続けて、ついに『ありがとう』の数が、9万回を突破した。
これは、前にもここにあげたことがあるのだけど、『ありがとう。という言葉を5万回言うと奇跡が起きる』ということを本で読んでからはじめたこと。
それ以来馬鹿の一つ覚えのように、毎朝会社に行く道を歩きながら、念仏のように『ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。』と5回を2回繰り返し1セットにして指を折り数えながら唱えて来たのだった。そして地下鉄に降りるエスカレーターの中でその日に言えた数をiPhoneのカレンダーに書き記すのだ。
本にも書いてあったことだけど、こんなことを本で読んだとしてもまずほとんどの人は「バカげている」と思ってやらないか、やりはじめてもすぐに諦めてしまうらしい。僕はこれを読んだ時に、「僕は5万回まではまずやってみよう」と心の中で誓ったのだった。
実際に5万回唱えてみて、奇跡が起きたかというとなんとも言えないのだけど、ハッキリと言えることは、「ありがとう」という言葉が、前よりももっともっと口をついて出てくるようになったと思う。
この頃、母に直接「ありがとう」と言って感謝する言葉を伝えることが出来た。僕は涙でぐしょぐしょになってしまって、でも母に言葉で伝えたくて、お昼ご飯を食べた後に歩きながら泣きながら伝えたのだった。
そして、9万回を過ぎて思うことは、毎日毎日身の回りに、「ありがとう」という現象が無数に起きていることに気づくようになったことだろうか。
それは、身の回りの人だけではなく、花や、植物や、食べものや、着るもの、机だったり、椅子だったり、あらゆる目にするものが「ありがとう」という言葉に値すると気づくことができる瞬間があるということ。
悟りを開いたとか聖人になったわけではなく、今まで自分が持つことの出来なかったやさしい視点を、時々ふと持てるようになって来たということだろうか。
今の目標は10万回なのだけど、そのあとは『ありがとう。愛してる。』という言葉の抱き合わせで、次の10万回を目指すことにしようと思っている。
さて、何が起きるだろうか?

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