盆踊り。

鳩森神社

小海老の唐揚げ

鶏肉の塩胡麻焼き

この週末は、千駄ヶ谷にある鳩森神社の盆踊りだった。
遅番のKの帰りを待って、ふたりで鳩森神社へ。
テントを囲ってカブトムシが放たれていたり、たこ焼きや焼きそば、日本酒が売られている出店があったり、神社には懐かしい炭坑節や東京音頭が流れ、子どもの頃に夏になると行った近所の盆踊りを思い出した。
昔と違って盆踊り自体を踊る人はとても少なく、おばあさんかおばさんばかりだったけど、それでもこうして盆踊りがあって、家族連れや若者たち、おじいさんおばあさんがごちゃ混ぜになって集っているのはとても素敵な光景だった。
盆踊りに来ている子どもたちは、大きくなったらきっと僕のように、懐かしく盆踊りのことを思い出すに違いない。
ふと、盆踊りの協賛の中から『まんだりん』の文字を見つけた。昔、伊勢丹の分けとく山で食事をしていた時に、中で修行していた若者が、「千駄ヶ谷の商店街に、父がまんだりんという食べもの屋をやっているんですよ。ゆくゆくは父の居酒屋を継ぐつもりなんです」と言っていたことを思い出した。
そこで、まんだりんを探してKとふたりで訪ねてみた。予約もせず店に入るとカウンターに通された。まんだりんは、居酒屋というよりも、近所の常連たちで賑わう小料理屋さんといった感じだろうか。
息子さんはまた別の店にいるようで会えなかったのだが、お料理は、なだ万にいた人が作っているというだけあって、派手さはないもののどれもきちんとしたお料理だった。
息子さんの話をしながら、嬉しいのか、マスターが僕たちに佐藤をサービスしてくれた。それも、何度も何度も喜んで。
40年も千駄ヶ谷でやっている『まんだりん』は、家族のような温かさでいっぱいだった。

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