セカンドライフ。

55歳の友人Fは、一昨年から昨年の週末にほとんど毎週のように日本語教師になるための学校に通い続けて、この春に計450時間の授業を終えて卒業した。
そこでFが資格を取得したことを祝うために、この週末に友人たちで集まり食事会をした。
Fは今日が資格を取ってはじめてのボランティアだったそうだ。でもボランティア団体とはいえ、中には昔からいる人と新参者との間に確かなヒエラルキーがあって、終わった後に『反省会』なるものもあって息苦しく、とてもこれからそこの団体で続けていけそうにないと思ったとのこと。
ボランティアとはいえどんな団体でも、徒党を組むと必ずそこには面倒な人間関係が存在するのかもしれない。
それにしても今年56歳になるFが、週末に頑張って学校に通い続けて日本語教師の資格を取ったことは誇らしいことだと思う。(僕だったらきっと、2回くらいで面倒くさくなって行かなくなってしまうに違いない)
それもこれも、Fが真剣に退職後のセカンドライフを考えているからだろう。
退職した後に、自分がいったい何をして残りの人生を生きてゆくのか。60歳の後の人生は、僕たちが想像しているよりも遥かに長い時間なのかもしれない。
僕にとってもそう遠くない60歳以降の人生。僕はどうやって生きてゆくのかと、そろそろ真剣に考えはじめる時期に差し掛かってきたようだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です