ぐりる金星

鯛のブイヨン

マッシュルームのスープ

リードヴォーとアボカドのオーブン焼き

おそらく20年くらい前に一度行ったきりのお店『ぐりる金星』を思い出したのは、京都行きが決まってからのこと。
その当時、6歳上のMと付き合いはじめて、年に何度も京都旅行を重ねているうちに、Mの行きつけだった祇園の洋食屋さん『ぐりる金星』に連れて行ってもらった。
はじめて食べた懐石料理のような品数の多さに驚いたのと、こんなに美味しい洋食というものが、京都にはあったのかと、京都の洋食レベルを思い知ったのだった。
その後、京都に来て様々な洋食屋に行ったのだけど、あれほどの衝撃は受けることなく、ふと、20年経った今、『ぐりる金星』に行ってみようかと思ったのだ。
ランチに予約をして、昼の祇園の町へ向かう。お店は、今となっては行列の絶えない人気店になってしまった蕎麦屋さん『権兵衛』の斜め向かいにある。
大将は、「ランチはデザートも入れて8品という品数でも、夜の3分の一くらいの品数です」と言いながら、一つ一つ丁寧にお皿を運んでくれた。
サーモンと、九州で捕れたムール貝の前菜。
鯛のブイヨン。
牛肉のたたき。
マッシュルームのスープ。
リードヴォーとアボカド。
ポテトサラダとビフカツ。
クレープ。
いちごのシャーベット。
ここは、カレーが有名なお店なのだけど、お店が始まった40年前に絶品カレーを出すことで知られていた洋食店。
ビフカツにかけられたデミグラスソースは、8ヶ月かけて仕込まれたもの。
昔から政財界や芸能人のお客さんも多く、取材やマスコミに出ることを避けて来たお店は、今のネットでの評判とは全く無縁ではある。
それでも、今のままこのお店が存続して欲しいと、今度は夜の再訪を誓ってお店を後にした。
⭐︎ぐりる金星http://grillkinsei.com

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