一心

春のホヤ

穴子の白焼ハーフサイズ

たこ三昧

仙台で、とても美味しい居酒屋さんを見つけた。その名も『一心』。
海のものがメインのメニューはかなり絞られており、穴子や、タコ、アワビ、キンキ、牡蠣、ホヤ、マグロなど、地元特有の海産品が並ぶ。
最初に有無を言わさずお通しが出てくるのだけど、白ボタンエビ、ホタテ、マグロ、どれも素晴らしくこの店のレベルの高さがうかがえる。
注文してから捌かれ、焼かれる穴子の白焼きは、臭みがなく、柔らかで美味しい。
たこ三昧と名付けられたタコは、刺身と炙り焼きと、ウニを絡めた天ぷらで、この店の看板商品だというのも頷ける。
仙台名物のセリの天ぷらは甘く、セリを交えたお浸しも出汁がしみて美味しい。
東京では決して頼むことのない『ホヤ』だけど、『春のホヤ』と書かれてあったので大分育ちのKに食べさせたいと思い頼んでみた。
昔僕がつきあっていた人が、東北の旅館でホヤを食べた時に驚いていると、旅館の人に言われたそうだ。
「涼しかろ?」
ホヤの味わいを『涼しい』という言葉で表したことに感動していたけど、今回仙台でホヤをいただいて、『涼しい』という言葉を思い出した。
『春のホヤ』は、口の中で強烈な味わいを伴い、喉元をスーッと通っていった。食べた後には口の中に、なんとも言えない複雑な味わいの余韻が残った。
「涼しいね」
新鮮な春のホヤをKと味わいながら、昔の恋人の話をしたのだ。
⭐️一心
022-261-9888
宮城県仙台市青葉区国分町3-3-1 定弾寺ヒルズ B1F
https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4000085/

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