年賀状の当選番号。

Kが、年賀状の当選番号が出たよと僕に言っていた。
そんな声を聞いていたけど、僕は他のことを考えていたようで、しばらくしたらKがもう一度僕に言った。
K「ただしくん、年賀状、どこに置いたの?」
僕「あ、あの本棚の中」
Kは颯爽と僕の年賀状を取って帰って来て、ひとつずつiPadを見ながら当選番号かどうかチェックをし始めた。
入念にチェックした結果、カスリもしていなくて残念そうに文句を言っていた。
それでもそんなKを見ながら僕は、Kみたいな子を選んで本当によかったと思ったのだ。
年賀状の当選番号を調べるような子が、僕は好きなのだ。笑

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