劇団ぺんぺん第28回公演 TAKE FIVE

ぺんぺん草のひろしさんが70歳になったということもあり、27年間もずっと楽しみに観て来た劇団ぺんぺんのお芝居も、いよいよ残すところあと3年だけということになってしまった。
僕たち常連にとってみれば、1年に一度の楽しみでもあったわけで、毎年千秋楽の講演のみ観に行っていた僕は、今回土曜日の夜の講演にも行くことにした。
映画も芝居もそうなのだけど、人間が一度に観て体験出来ることには限りがあって、2回同じ演目を観ると、また違って見える面白さもあるものだろう。
今回の『TAKE FIVE』とう演目は、およそ20年以上前にすでにやっている芝居。その脚本を若干現代版にアレンジしたりしながら今回の再演となった。
話の内容は、『TAKE FIVE』という2丁目のゲイバーで起こる一部始終なのだけど、それをカウンターの内側から客観的に観ている僕たちは、2丁目のゲイバーとは、こんなにも意地悪く、虚栄で、いやらしく、面白く、ばかばかしいものなのかと思い知らせてくれる。
『新宿2丁目だからこそ生まれたエンタテインメント』は、今回も、ゲラゲラ笑わされて、ところどころホロッとさせられて、あああ、本当にばかばかしい・・・と思わせてくれる素晴らしい作品だった。
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