ブルゴーニュで会いましょう

ブルゴーニュの美しいブドウ畑が広がる予告編を観ていたので、楽しみに観に行った映画『ブルゴーニュで会いましょう』は、とにかく、ワインが飲みたくなる美しい映画だった。
主人公のシャルリは、ブルゴーニュ育ちだが、今では著名なワインの評論家となってパリで暮らしている。実家のあるブルゴーニュのワイナリーの経営が破綻して、それを助けるべくブルゴーニュへ戻り、一からワイン作りに取りかかる。
前編を通じて、ほとんどすべてがブルゴーニュでの撮影になっている。フランスを代表する名優たちが、親子の軋轢や、男女の恋愛、兄妹の喧嘩など、人間描写をとても上手に演じている。
その昔、ブルゴーニュには友人のシュバリエ・ド・タストヴァンの授賞式に出席して、1週間弱滞在したことがあるのだが、今の時代でもこれだけアナログにこだわり、風光明媚な場所を維持し続けている文化に感動したものだった。
この映画でのワイン作りも、人の手でなければなし得ない行程で丁寧に作られており、当時見学したワイナリーやブドウ畑を懐かしく思い出しながら観ることが出来た。
★ブルゴーニュで会いましょうhttp://bourgogne-movie.com/index.html

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