鳩森神社のイチョウ。

千駄ヶ谷にある鳩森神社(はとのもりじんじゃ)のイチョウの木が、紅葉の真っ盛りを迎えている。
毎朝、会社には国立競技場前駅から通っているので、鳩森神社の前を通るのだけど、次第に黄色く色づいてゆくイチョウの大木を、毎朝なんて美しいのだろうかと感動しながら見上げていた。
時々、おばさんやおばあさんが、通りに面した大きなイチョウの幹に、抱きつくように両手を広げてしがみついている姿を見かけることもあるのだけど、ここのイチョウの木はとても大きくて、そんな風に抱きしめたくなる気持ちもわかるような気がする。
真っ黄色に染まった大木が空へ向かって高々と伸びる姿を見ていると、季節の移り変わりの早さを感じるとともに、今の季節のほんの一瞬のような儚い美しさを、しっかりと心に留めておきたいと思うのだ。

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