ハンズ・オブ・ラブ

涙が、とめどなく流れて、ほとんど嗚咽のようになって泣きっぱなしだった。
『ハンズ・オブ・ラブ』は、もはや大御所のジュリアン・ムーアと、レズビアンであることをカミングアウトしたエレン・ペイジによるレズビアンの映画。元々は、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞した映画があり、実話を元に制作された。
刑事のローレルは、ステイシーという若い女性に巡り会う。ふたりは次第に距離を縮め、やがて郊外に家を買い、2人の共通の夢でもあった犬を飼い、幸福な暮らしをはじめるが、ローレルに悪性の腫瘍が見つかる・・・。
ローレルが20年以上も働いて来た末に貰えるはずの遺族年金は、当時のアメリカの制度では、同性のパートナーへ遺すことは認められていなかったのだ。砂時計のように限られた時間がこぼれ落ちてゆく中、平等の権利を得る為にふたりで戦いに挑む。
ジュリアン・ムーアも素晴らしいが、エレン・ペイジがきがな気が強かわいい恋人役を演じている。ビアンやゲイなど関係なく、愛するということを真っ向から捉えた作品に心動かされるに違いない。
★ハンズ・オブ・ラブ 手のひらの勇気http://handsoflove.jp

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