マイ・ベストフレンド

大好きなドリューバリモアが出ているということで、上映開始日に悦び勇んで新宿に観に行った。
この映画は、地味で実直なドリューバリモアと学生時代からの親友である派手なトニ・コレット、ふたりの友情物語で、映画の脚本自体、ちょっと『フォーエバーフレンズ』を思い出させる。
トニ・コレットは、派手な生活を好み、まるでゲイというか女装のような出で立ちとドラマクイーンのような人を巻き込む性格。旦那もいて、ふたりのかわいい子どもに恵まれ順風満帆な生活に見える時に、自分が乳癌であることがわかる。
乳癌が進行してゆく友人と家族を支える地味なドリューバリモアの演技がとても自然でがうまい。
演技派で知られるトニ・コレットは、やはりハマリ役で、年老いた女装のような気怠さを身につけ、癌が進行し身体が衰えてゆく物悲しさを見事に演じている。
設定からしてだいたい最後まで読める脚本ではあるが、乳癌が進行してゆくという悲しい題材でありながら、ところどころでとても笑えるし、恐らく女の人同士でなければわからないような不思議な友情に心打たれるに違いない。
友人とでも、デートでも、誰かと一緒に観るのにとてもいい映画。
★マイ・ベストフレンドhttp://mybestfriend.jp/sp/index.html

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