ある天文学者の恋文

ジュゼッペ・トルナトーレ×エンニオ・モリコーネ『ニューシネマパラダイスコンビ』ということで、ちょっと楽しみにして観に行った映画。
この映画は、著名な天文学者エドと、その教え子であり、天文学者との恋愛のまっただ中にいるエイミーとの切ない物語だった。
天文学者のエドは難病にかかり死んでしまう。でも、自分の身体がなくなってしまった後も、まるでどこか地球上の別の場所でで生きていて、今までとは何も変わらないかのように、エイミーを愛し続ける・・・。
それは、エドが、自分の人生を賭けて貫き通そうとした仕事であり、エイミーへの愛だった。
何億年も前に消えた星の光が、我々のところに届くということは、なんて不思議なことだろうか。そんな星の永遠のような時間の経過を考えると、日頃は当たり前のように感じている時間という概念が、あっさりと覆される感じがする。
イタリアのシーンは少ないにも関わらず、じんわりとイタリアへの旅情が搔き立てられる。
★ある天文学者の恋文http://gaga.ne.jp/tenmongakusha/

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