ととや

刺身の盛り合わせ

煮物の盛り合わせ

鯖の焼きもの

美味しい店がひしめく四谷の荒木町に、『ととや』という居酒屋がある。
店内はカウンターとテーブルがあり、30人くらいの席数だろうか。中はふたりの年配の男性おじさんとおじいさんが穏やかに調理をしている。
カウンターには、新じゃがの煮物なんかの大皿が並んでいて、壁にはその日のオススメの魚や料理が書いてある。
店は、まるで昭和時代に迷い込んだかのような懐かしい曲が流れている。例えば、『上海帰りのリル』のような…。
お店に入ると、おじさんとおじいさんがにこやかに挨拶をしてくれる。「こんばんは!」
それはまるで、昔から知っている常連さんに向けられる挨拶のように。
店の入り口には炭火焼きがあり、新サンマやホッケ、銀ダラや鯖が焼かれていて、店内を炭火焼きのいい香りが満ちている。
お刺身は、その日手に入った状態のいい魚が出される。品数は多くはないけど、なんでもメニューに書いてある店よりもそんな店の方が僕は好きだ。
ナスの煮物や谷中しようが、牛すじの煮込みや新じゃがの煮物、どれも居酒屋の定番料理だ。
鯖の干物は抜群の美味しさだし、最後に食べるいくら丼なども、大きすぎずとてもいい感じ。
居酒屋の鑑のような『ととや』。いつまでも荒木町の片隅にあって欲しい素晴らしいお店だ。
★ととや
03-3357-3319
東京都新宿区荒木町10-17
http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13012161/

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