自分の会社でカミングアウト その1

あああ、ついにこの日が来た・・・。
9月1日から9日まで、自分が勤める会社の1階受付において、『OUT IN JAPAN』が展示されることになったのだ。
今まで社内では、僕がゲイだということは、なんとなく勘づいている人もいたと思うけど、会社の受付で自分の写真が実名とともに展示されるということは、もはやどこにも逃げ場はなく、敢えて大声で「僕はゲイです!」と社内全体にカミングアウトをするような行為なのだと思う。
そこで、先日ここにも書いたアンケートhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160825-00000101-asahi-soci
『LGBT、働く人の8% 職場にいると「嫌だ」35%』
を受けて、僕なりになんとかしたいと思って書いたのが写真の文章。会社の僕の写真の隣に、これをボード貼りにして立てかけたのは、この心ない見出しに対する僕なりの反撃だ。
『職場にいたら「嫌だ」35%』と発表されたのを受けるような形で、まさか自分の会社で自分がゲイだとカミングアウトする羽目になろうとは考えもしなかったな・・・。笑
(以下、本文です)
『電通ダイバーシティ・ラボの調査で、LGBTの当事者は、7.6%存在するというデータが公表されました。
これはだいたい、日本人の約13人に1人という割合であって、日本人のうち佐藤さんと鈴木さんと高橋さんと田中さんを足した数よりも多い数のLGBTが、我々の周りに日常的に存在しているということでもあります。
それはあなたの隣の席の人かもしれないし、上司かもしれないし、部下かもしれない。娘さんかもしれないし、おじいさんかもしれないし、お父さんかもしれないし、お母さんかもしれないということです。
セクシュアル・マイノリティに関する基本的な知識として我々が知っておきたいことは、レズビアンであれ、ゲイであれ、バイセクシュアルであれ、トランスジェンダーであれ、その他のセクシュアリティであれ、ほとんどの人は生まれた時からそのセクシュアリティであったということです。(自分の好みで後天的にセクシュアリティを選び取ったわけではないということです)
それは、ある人が背が高かったり、鼻が大きかったり、肌の色が白かったり、黒かったりするように、この世に生まれて来た時からそうであったということなのです。
そうであるにも関わらず、まだまだこの国では、いじめや差別、ハラスメントが日常的に繰り返されるため、学校や社会において、自分のセクシュアリティを公にすることが出来ない状況です。
ほとんどのセクシュアルマイノリティの人たちが、自分の本当のセクシュアリティを隠しながら、息を潜めるようにして暮らしているのが、今の日本の現実なのです。』
カテゴリーLGBT

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