ひとりの週末。

Kが、加藤ミリヤのコンサートに行くために金曜日から名古屋に行ってしまい、2ヶ月ぶりくらいでひとりで過ごす週末になった。
僕は、鬼嫁のいないうちに思いっきり羽を伸ばそうと、金曜日の夕方からワクワクしていたのだ。
◎ご飯作りから解放されて、ひとりで久しぶりに外食三昧をしよう…。
◎ひとりで二丁目のバーに飲みに行き、のんびりお酒を飲み遅くまで楽しもう…。
◎朝ごはんも作らず、遅くまで寝ていよう…。
◎好きな映画を、ひとりで思う存分に観よう…。
◎家でのんびりと昼寝をしよう…。
映画は素晴らしかった。でも、映画を見終わって、感想を話し合う人がいなかった。
飲みに出たのだけど、あまりお酒も美味しくないし、友達にも会えず、結局10:30頃には眠くなって帰路に着いた。
料理をしないと決めていたのに、帰ってくるKが喜んでくれるかと、結局ボロネーゼを大量に仕込むことに…。
結局この週末を通してわかったことは、僕はもう、以前のようなのんきなひとりの暮らしには戻れないということだった。
何をしていてもKのことを考えてしまうし、ひとりで食べる食事は、もはや美味しいものではなかったのだ。
僕たちは、ふたりで暮らし始めて、もう、ひとりではなくなってしまったのだろう。
Kがたとえ名古屋に行こうとも、僕の身体の一部のようになり、いつでもそばに感じられるようになってしまったのだ。

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