ライラックの香り。

キラー通りから、原宿警察に向かうS字型の道沿いに、道行く人には忘れられているのだけど、ライラックが何本か植わっている。
ピンク色のものと、白い花のライラックなのだけど、この時期に開花していて、思わず立ち止まって香りを嗅がずにはいられない。
道に植わっている木の花に手を添えて、そっと鼻を近づけてみる。
ライラックの甘い香りが、身体の中まで入ってくる。
「これが、生きているっていうこと…」
ライラックのなんとも言えない香りを嗅いだ時に、ふとそう思った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です