ベッドはひとつ。

Kは、先週末に大分のマンションを引き払って、今週いっぱいは実家に寝泊まりをしていた。
引越しには、お父さんとお母さんが手伝いに来てくれたようで、大きな家具も、段ボール箱も、すべて一旦は実家に持って行って、捨てるものは廃棄して、東京に送るものは実家から東京に送る準備をしていた。
そんなやり取りを聞いていると、3人兄弟の一番末っ子だからだろうか、ご両親にとても可愛がられているのがわかるのだ。
僕「お父さんとお母さん、何か言ってた?ただしくんのこと」
K「言ってない」
K「お父さんが、布団買わないといけないねって言ってた」
僕「なんで?かっちゃんの?」
K「うん。別々で寝てると思ってるみたい」
K「母は、部屋は狭くないの?って言ってた」
恐らく近い将来に、Kのお父さんとお母さんは、東京でのKの暮らしが心配になって、大分から東京に来ることになるだろう。
そして、我が家に来ることになるかもしれない。
やってきた家には寝室は1つしかなく、ベッドも1つしかなく、すべてのことがふたりの頭の中でハッキリとわかるだろう…。
その時、僕は、どこかホテルに泊まるのか。
それとも、その気まづい修羅場に鉢合わせることになるのか。
それはその時に考えるとしよう…笑。
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