OUT IN JAPAN 東京1000人達成記念撮影会

妹のようなGからLINEが来て、一緒に『神場』でごはんを食べた。
『 神場』は、新宿三丁目にある小さなごはん屋さん。マッチョでかわいいシンさんという大将と、気立てのいいハナちゃんという女の子だけでやっている。
カウンターがあって、小さなテーブル席が2つある。お客さんは、ほぼゲイかゲイに連れられてきた人だろうか。逆に、ストレートの一見さんは、お断りされるくらいゲイによるゲイのための憩いの場といった感じ。シンさんが丹波の人だからか、旬の食材を使った関西風のお出汁の効いた料理は、いつ食べても飽きることがなくほっとする美味しさだ。
シンさんを見ていたらふと思いついて、シンさんに、『OUT IN JAPAN』の東京撮影会に来ませんか?と誘ってみた。
するとシンさんは、「なんですか?それ?」と聞いてきたのだけど、僕たちが簡単に趣旨を説明すると、二つ返事で「いいですよ」と快く引き受けてくれた。
実は、周りの友人たちを見回してみても、この『OUT IN JAPAN』のプロジェクトに参加してくれそうな人は、なかなかいないのが現実だ。一見、カミングアウトしているように見える人でさえ、親にバレるのが怖いとか、仕事場や得意先にバレるのはちょっと・・・などと言って、断ってくるケースがほとんどなのだ。未だに僕たちセクシュアルマイノリティマイノリティにとって、カミングアウトのハードルはとてつもなく高いのだろう。
「僕たちはもういいんです。こんな年だし。でも、これからの若い世代のために、少しでも生きやすい世の中になって欲しくて…。セクシュアルマイノリティの若い子たちに、いじめやうつ病、自傷行為や自殺が圧倒的に多いなんて、そんなこと、今すぐどうにかしなきゃいけないと思うんです」
気がつくと、僕はそんな話をしていた。
いつの日か、「LGBTとか言って騒いでいた、そんな時代もあったねえ…」と、言える時代が、少しでも早く来てくれることを願っている。
⭐︎OUT IN JAPAN 東京1000人達成記念撮影会http://goodagingyells.net/join/
カテゴリーLGBT

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