包丁を研ぐ日。

研ぎ終わった包丁

砥石

時々ふと、「明日は包丁を研ごう…」と思って、砥石をキッチンに出しておくことがある。
朝起きて、軽く朝ごはんを食べながら、砥石を水に浸ける。洗い物をしたら、砥石を置いて、ゆっくりと包丁を研ぎはじめる。
〈包丁の研ぎ方〉
予め水に濡らして置いた砥石は縦に置く。包丁は、刃を手前に向けて上から見た時に斜め45度くらいに持つ。
歯に、力が満遍なく入るように指を丁寧に添える。砥石と包丁の当たる角度は、十円玉2枚入るように15度くらいの角度をキープする。
押し出す時には力を入れて、力を抜いて引き戻す。そしてそれをリズミカルに繰り返す。
表を7研いだら、裏を3くらいの気持ちで研ぐこと。そしてこれを、更に細かい砥石でもう一度繰り返し研ぐこと。
最後に新聞紙で磨きをかける。
包丁の研ぎ方は、文字にして書くとなんだかとても難しそうだけど、やってみると意外と出来るものだ。
ちなみに僕は、包丁を研ぐような地味な作業がとても好きで、包丁をひたすらに研いでいる間、気がつくと無心になっていることがある。まるで、瞑想のように。
そして研ぎ終わったあとに切れ味を確かめたくて、俄然お料理を作りたくなるのだ。

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