一陽来復。

昨年の冬至の日に穴八幡宮でいただいた『一陽来復』のお札を家に飾るべき日は、12月23日の午前0時、大晦日の午前0時、そして、立春の午前0時の3回だけ。
しかも、その0時丁度に、その年の吉方位に向けてお札をピタリとつけなければご利益がないということから、今年もお札を貼ることが出来るだろうか…と少し心配していた。
お札を貼る最後の前日となった節分の夜、Xと焼肉を食べ、ブリッジでワインをいただき、ガブでアキラさんと話した後、気づくと11時半になってしまった。慌ててタクシーで家に帰り、お札を貼るべき場所を確かめ、両面テープも用意して、方位をもう一度確かめ準備を整えた。
スマホの時報を鳴らしながら、椅子を置いて椅子の上に立ち上がり、両面テープを剥がし、11時59分を回った頃、今か今かと近づいてくるアナウンスを聞きながら、12時丁度を逃してなるものか…と鼻息荒くなっていたその時…
「ピ…ピ…ピ…ピ…11時59分50秒をお知らせします…」
僕「今だ!」
「ピ…ピ…ピ…ピ…12時をお知らせします…」
僕「え?ええ?」
どうやら時報の声に引きづられて、11時59分50秒丁度に合わせて貼ってしまったようなのだ…
時報と言うのは、来るべき時間をほんの少し先に叫ぶのを、すっかり忘れてしまっていたのだった。
神様は、10秒くらい早めに貼られたお札を、赦してくれるだろうか?
それとも、今年はお札の効果はなく、貧困に悩まされる一年となるのだろうか…
そんなことを悶々と考えながら、なんだ眠れない夜だったのだ。あああ。

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