不思議な鳩森神社。

新居を見に来た母から、家に帰ったあとに電話が入っていたのでかけ直すと、なんだか不思議な話をしはじめた。
母「あなたに言おうと思っていたんだけど、あの神社の前を通った時に、お母さんの頭のところに風が吹いたのよ。それも、2回。
なんていうか、こんなの初めてなんだけど、すーっと扇風機の風が吹いてる感じなの…」
僕「また変なこと言ってる…その風はイヤな感じだったの?」
母「いや、そうじゃなくて、神様が私に合図している感じだったの。だからあなた、あの神社にお参りに行きなさいね。あそこには、何か不思議な力があるみたいなの…」
僕「わかった。わかった。こないだ初詣にも行ったけど、また行ってみるね」(先日Kが来た時に、なんとなくふたりでここにお参りに行っておいた方がよいと思い、ふたりでお参りをしたのだった)
母は、ちょっと天然な感じの人なのだけど、鯉の夢を見ると家族の誰かが怪我をするサインだったり、耳が痒くなると出費があるサインだったり、不思議な力を持っているのだ。人が亡くなると、人魂を見たりもする。(ちなみにこれは、僕の祖母である母の母親も同じような不思議な力を持っていた)
僕の家は、千駄ヶ谷駅と外苑前駅の中間くらいにあって、母は千葉に住んでいるので千駄ヶ谷駅の方が近く、鳩森神社を通って歩いて来たのだった。(前の家にも同じように千駄ヶ谷駅から来ていた)
そんな不思議な話を聞かされて、鳩森神社のことを調べてみると、
★『江戸名所図会』によると大昔、此の地の林の中にはめでたいことが起こる前兆の瑞雲(ずいうん)がたびたび現れ、ある日青空より白雲が降りてきたので不思議に思った村人が林の中に入っていくと、突然白鳩が数多、西に向かって飛び去った。この霊瑞(れいずい)に依り 神様が宿る小さな祠(ほこら)を営み鳩森『はとのもり』と名付けた。
もちろん、すべてのことは偶然なのかもしれない。鳩森神社で母の頭に扇風機のように風が2回来たことも、ただの年寄りの思い違いかもしれない。
でも僕は、僕たちが目で見ている世界は、恐らくこの世界の1%にも満たなくて、この宇宙には人智を超えた力があるものと思っているのだ。

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