Kちゃん、東京に住めるかな?

京都駅で別れる時はいつも、Kは西に向かう新幹線を待ち、僕は東に向かう新幹線を待ち、手を振りながら別れた後に別々の電車に乗る。
そんな時いつも思うのだ。もしも一緒に暮らしていたら、こんな寂しさを感じなくてよいのに…。
先日の京都からの帰り道、同じように西と東行きの新幹線に乗ると、KからLINEが入った。
K「Kちゃん、東京に住めるかな?」
僕「東京に来るの?」
K「仕事なら、あるから大丈夫。正くんの家で一緒に暮らせるかな?」
僕「段ボール三つくらいで来てね」
今までは、大分と東京で離れて暮らしていることで、うまくいっていたこともあるのかもしれない。べったりと一緒にいないことで、それぞれ自由に生きることができたところも大きいと思うのだ。
先のことはわからないのだけど、このまま離れて暮らしていくことに、Kは我慢が出来なくなったようだ。
僕も、先のことはわからないし、一緒に暮らしてゆくことが出来るのか、不安がないわけではない。
それでも、Kが決めたことなので、Kの思うようにまずはやってみようかと思う。
新しい家で、新しい暮らしがはじまるようだ。
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