別れる時に。

A-LANDで飲んでいたら、年下の恋人と別れたという27歳くらいの若い人が話しかけてきた。
この1ヶ月くらい、ずっと別れるための話し合いをしていたけど、やっと別れたということ。どちらかというと自分の方が年下君をいまだに好きでいるけど、彼とこのままつきあっていても、お互いに幸せになれないとわかっていると。
彼「それで、僕、手紙書いたんです。ちょっと長くなっちゃったけど…でもみんな友達は、手紙なんて渡さない方がいいと言うんですよ。今時手紙なんて形にも残るし重たいって言うんです。どう思いますか?
手紙なんて渡さない方がよかったですかね?」
僕「自分の気持ちを整理するためにも、きっと手紙を書くということが必要だったんだろうね。僕は、手紙を書いてよかったと思うよ。
最後にきちんと自分の気持ちを、文字にして伝えたかったんだよね?メールではなく手紙で」
彼「はい。きちんと自分の気持ちにも決着つけて、これから新しい人生をはじめたいと思ったんです」
僕「自分のやりたいようにやったのなら、あとで時間が経った時に、やっぱり手紙を書いてよかったって思えると思うよ。やりたかったのにやらなかった方が後悔すると僕は思うんだ。
別れ際は面倒だったりして、話し合うことさえ避けて別れるカップルがいるけど、きちんと思い残しのないようにして別れた方が、そのあとのふたりの人生にとっては、ずっと建設的なことなんだよね」
一度は恋に落ちて、ともに生きることを選んだふたりだとしても、その恋が終わって別れる時は、力仕事だ。
新しい道を歩き始めた27歳君の、次の恋愛話を楽しみにしている。
カテゴリーgay

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