劇団ぺんぺん 第27回目公演『瞼の母』

第2回目からずっと観ている劇団ぺんぺんの公演がいよいよ近づいて来た。
今回の演目は、『瞼の母』。
昔、20年くらい前だろうか、劇団ぺんぺんはこの『瞼の母』と『明治一代女』を合わせて上演したことがある。
その時は、「なんで時代劇なんかやるんだろう?」なんて思って観に行ったのだけど、まんまと罠に引っかかって、泣かされてしまったのを思い出す。
『瞼の母』を全編通してやるわけではなくて、恐らくそのエキスを濃縮して演じるのだろうけど、はじめからわかりきっているストーリーなのに、また泣かされてしまうのだろうかと、今から楽しみにしている。
『劇団ぺんぺん』と言えば、突然のハプニングがつきもので、実際に芝居が無事にはじまるまで、いったい土壇場で何が起きるかわからないのもハラハラさせられるところだ。
みんなが他に仕事を持っていながら、毎週水曜日日曜日と自分のプライベートを犠牲にしながら、ほぼ9ヶ月間をかけて練習を続けるのだ。
何かあって当たり前なのかもしれない。
今年は、演出家でもあるぺんぺん草のひろしさんが、久しぶりに出るかもしれないという噂がまことしやかに流れはじめている。
そんな噂を聞くと、残り4回しか公演をやらないと言い出したひろしさんも女優魂が疼き出したのだろうか…とも思う。
今年も、バカみたいに笑って、ちょっとほろっとさせられて、みんなのかわいい踊りが終わって『ONE』がかかる頃には、なんとも言えない温かい気持ちになっているのだろう。
またここの芝居を観たことのない人にも、ぜひ一度観て欲しいと思う。新宿二丁目が生み出した、他のどこにもない独自の文化を堪能出来るに違いない。
〈公演日程〉全5回公演
12月
4日(金)19:30〜
5日(土)13:00〜 17:00〜
6日(日)13:00〜 17:00〜
★チケットは、新宿二丁目新千鳥街にある『ぺんぺん草 03 3354 6039』にて発売中。一枚3000円。
場所は、新宿にあった厚生年金会館の向かいのTheater BRATS(だったと思います。今年から新しい劇場に変わりました)。
カテゴリーgay

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