かさね。

サンマのお造り

牛すじ

玉子、大根、厚揚げ

仕事を終えて夜に大阪に到着。
大阪に来る時は、たいていその日の気分で食べる店を探す。大阪では、有名な寿司屋さんや創作料理屋さんがあるのに、なぜだかあまり高い食事をしようとは思わない。
秋めいて来たのでおでんが食べたいと思い、『かさね』へ。
北新地にある『かさね』は、8人がけくらいのL字型カウンターと、お座敷が二つある小さな店。30代の若く感じのよい大将が切り盛りしている。
ここの店は、おでんだけではなく、お造りがあったり、てんぷらがあったり、出汁巻きがあったりして、お酒を飲みながらさもない料理を食べ、その後おでんに移行する感じだ。
サンマのお造りも、その場でサクッとさばいてくれるし、明石のタコは驚くほど柔らかい食感だ。これは、新鮮なタコを絶妙な茹で時間で調理した証。
白海老のてんぷらを摘んだら、ゆっくりとおでんに…。
牛すじはスッキリとして柔らかく、イワシのつみれは小さくコクがある。出汁のしみた湯葉を食べながら、「ああ、おでんって最高…」と、ひとり幸福な気持ちで酒を傾けた。
こんな、なんでもない日常の料理が、大阪は本当に美味しいと思う。
★かさね
06-6456-4155
大阪府大阪市北区堂島1-2-14 小川第三ビル B1F
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27060166/

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