感情のコントロール。

いくつになっても難しいことは、自分の感情をコントロールすることではないだろうか?
僕たちの心は、日々毎瞬毎瞬、目の前で起こる出来事や、読むニュース、誰かからのメール、人から言われた言葉や態度なんかに細かく反応している。
心は、それぞれの出来事に対して、上がったり下がったり、膨らんだり萎んだりしながら、時には傷つくことさえもある。
たとえば仕事場で、自分の仕事に否定的なことを言われたり、評価が低かった場合、自尊心が傷つけられたように感じることはないだろうか。
自分は『能力がない人間』なのではないだろうか…『価値の低い人間』なのではないだろうか…などと、落ち込むことはないだろうか。
評価されている回りの優秀な人と比べて、『自分の存在そのものが劣っている』ように感じたりすることはないだろうか。
たとえ、どんなに『自分など価値のない人間だ』などという感情に支配されたとしても、どこかで理性的、客観的な視点があることを信じることが出来たら、その感情に支配された状態から抜け出すことが出来るものだ。
僕の場合は、周りの世界に目を向けるようにしている。
空や海や山、自然の中に身を置くこと。木や花や鳥のさえずりや風の音や雨の匂いに集中すること。
都会の中にいても、自然のものに意識を持っていくことによって、いつの間にか気がつくと、『なんだ、大したことないや』と思えることが出来るようだ。
そして、今までの人生で、自分を愛し育ててくれた親を思ったり、大好きな友人たちを思ったり、どんなに弱い時でも味方でいてくれる恋人のことを思ってみる。
すると、いつの間にか、自分が必要以上に傷つくことはないし、何かを否定されたからといって、それは、『自分の全てを否定することではないのだ』ということに気づく。
あなたは、『たったひとりのかけがえのない存在』であり、『他者に愛されている存在』なのだ。

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