マダム・アルディ。

マダム・アルディ

クレマチス

オールドローズの愛好家の間で、最も好きなバラの一つに選ばれる『マダム・アルディ』。
マルメゾン宮殿の庭師であるアルディが、奥さんに捧げだという純白のバラは、『完璧なバラ』と言われている。
花の中心にグリーンアイと呼ばれる花芯が見えるクオーターロゼット咲きは、気品があり明るく美しい緑の葉にとてもよく映える。(注意して見ると、バラの葉も種類によって様々な色や光沢感がある)
蕾の蕚は、複雑なレリーフのように美しく、花だけでなく木全体で気品と優雅さを現している。
香りは、よくレモンに例えられるけど、もっと弱く少し甘みを含んでいる。
毎年このバラに出会うと、たとえ1年に1回しか咲かないとしても、オールドローズを育てていてよかったと思う。
何百年も変わらずに、美しい姿と芳しい香りを残すオールドローズ。いつか、自分の庭でたわわに育てるのが、昔からの夢なのです。

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