再び、神の島へ。

杭のない鳥居

ゴミのない町

お店は5時ごろ閉まってしまう

午後のフライトで岩国空港、そして宮島へ。
今日の干潮は夜8時ということで、ご飯の前に厳島神社へ行ってみた。
鳥居まで歩けそうだったので、途中から靴を脱いで鳥居へ向かう。干潮時に鳥居を触ると御利益かあるそうで、人が沢山集まっていた。
海の中に毅然と立つ鳥居は、昔から杭などを一切使っていないそうだ。
そればかりか、山の樹々は切ってはいけないということになっているようだ。神の島だから、原生林のままの姿に触れてはいけないとのこと。
鋤や鍬で植物を刈るのもいけないため畑もない。
コンビニはないし、お店は5時ごろ閉まってしまう。
お墓もないし、火葬場もない。
数年前までは選挙ポスターでさえ候補者の名前だけ墨文字で書かれているだけだったようだ。今でも選挙カーは走らない。
神の島だから、神を穢すものはこの島には存在出来ないということだ。
何千年も昔から人々が守って来た言い伝えのまま、神の島として大切にされているこの島の暮らしを見ていると、こういう場所が日本に存在していることを誇らしく思える。
町中に鹿が普通に歩いていて、ゴミなど落ちていない町。
島に来る観光客もきっと、この島へ訪れたことによって、自分の日頃の暮らしに思いを馳せるのではないだろうか。
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