丹田。

数年前に呼吸法を習っていた時に、「丹田を意識して、丹田を意識して。」と言われていた。「丹田」とは、おへその下およそ9センチくらいの場所を言う。
呼吸を意識してする時には、丹田を自分の方に引き寄せるように意識しながら、鼻から息を静かに出すことに集中するようにと教わった。息は吐くことによって自然と身体の中に入ってくるからと。
瞑想をする時にも、実はこの「丹田」に意識を集中することが一つの方法であると教わったことがあるし、武士が切腹をする時も、「丹田」を切り裂くことが切腹の方法であったようだ。
最近はジムとは別に、先日ここにあげた施設で姿勢を整えるトレーニングをしている。
そこで下の腹筋を意識するトレーニングで、またしても丹田が出てきた。おへその下を引っ込めて、身体を丸めずに腹筋運動をするように…。(大抵の人は、腹筋運動を身体を丸め込むようにしていないだろうか?これでは下の腹筋は使えていないということだ)
この施設は、大学野球やプロ野球選手が来ていて、痛みを和らげたり、リハビリをしながら身体がより円滑に動くようにと指導を受けている。そして彼らにも同じように「おへその下を意識して…」という指導が入る。
施設でトレーニングをした後は、毎回腹筋が筋肉痛になっていて、この分だとうまくいけば、夏までにすっきりとしたお腹になるのも夢ではなさそうだ。
そしてその手がかりは、「丹田」にあったのだと、今になってはたと気づいたのだ。
気づいてから、ことあるごとに自分で「丹田」を意識するようにしている。電車に座る時も、デスクに座る時も、立っている時も、「丹田」を意識して体幹をきちんと使えるようにと。
そうそう、人前で話をする時も、「丹田」に意識を集中することができれば、落ち着いた話し方が出来るという。
「丹田」とは、人間にとってとても重要な場所だということがわかりはじめたところだ。
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