ヤスミン・アフマド

世の中に恋愛映画は無数にあるけど、いつまでも心に残る恋愛映画は、そんなにないような気がする。
僕の大好きな恋愛映画の一つに、マレーシアのヤスミン・アフマド監督の『細い目』がある。
ヤスミン・アフマドは、51歳という若さで急逝した女性監督。作品はDVD化されていないが、時々東京で回顧展が行われて、素晴らしい作品を今でも観ることができる。(明日から、シネマート六本木にて)
恋愛の始まりは、ある種のマジックのようなものだ。生まれも育ちも違うふたりが、この広い世界で偶然出逢い、化学反応が起こり、惹かれ合う…。
せつなく、息もできぬほど狂おしく恋い焦がれたことは、誰もが経験したことだろう。
映画『細い目』は、あの胸騒ぎや、せつなさ、息苦しさを、そっくりそのままもう一度思い出させてくれる稀有な作品だ。
主人公と一緒に、胸が膨らみ、傷つき、ボロボロに涙するに違いない。
『細い目』を観て、もし気に入ったら、『グブラ』『ムクシン』『ムアラフ改心』などもおすすめする。
★マレーシア映画ウイークhttp://odd-pictures.asia/mfw/film/

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