OASIS

ROBERTA FLACKがこのアルバムを出したのは27年前。
その頃、週末に2丁目に遊びに来てはZIPに遊びに行くというのがみんなのお決まりのコースで、オーナーであるミッキーは僕が15歳くらいの頃から知っていた。
ミッキーは、二丁目で一番流行った店と言われるZIPの後、ARTY FARTYという少し年上を狙った店をオープンさせて、2丁目のムーブメントを築き上げて来た人だった。
そんなミッキーが今年の初めに亡くなったことを人づてに聞いて、ミッキーを懐かしく思い出していた。
このアルバムが出た当初、ミッキーとも話題にしたもので、ミッキーがOASISの発音を英語風にオエィスィスという感じに得意げに話していたのを覚えている。
このアルバムは僕にとっては衝撃的で、アフリカの乾いた大地を思わせるサウンドに鳥肌が立ったものだ。
ROBERTA FLACKの有名な曲は”killing me softly with his song”など沢山あるけど、4年前くらいだろうか、ニューヨークでライブに行った時に、彼女のプロ意識に改めて感動したものだ。
それは、どの曲であってもライブであるという雑さが全く感じられず、完璧なパフォーマンスだったから。
今日はなぜだか、ふとミッキーを思い出して、”OASIS”をかけてみた。
はじめから最後までほとんどサビのような曲は、今聴いても強く心に訴えかけてくる。アルバム全体を貫くアフリカ色の濃さは、まだ見ぬ大地を想像させてくれる。
ミッキーもきっと、2丁目のことも忘れて今頃はOASISにいるのかもしれない。
★OASIShttps://m.youtube.com/watch?v=1rJY06otS0k

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