LとJ、シンガポールカップルがやってきた。

ふたりは、昨年の8月の終わりに一緒に九州旅行をしたシンガポール人のカップル。11年間つきあって今もアツアツでいる。先々週あたりは、しばらく北海道のニセコや札幌に来ていることは知っていた。なぜなら、
「ただし!札幌で一番美味しいお寿司屋さんを20:30から予約しておいてくれ」とか、
「ただし!小樽の美味しいお寿司屋さんを、金曜日12:30に予約しておいて!」とか、
様々な予約の電話を僕が代わりにしていたから…。僕の名前で予約してあるところに、日本語のまったくわからない二人がやってくるのは、お寿司屋さんにとっても???という感じかもしれない。
そして土曜日、「ただし!これから東京に着くから飲みに出ない?」との連絡が。
僕は彼らの旅程をまったく把握していなかったのだけど、この後は台北に5日間行った後、東京に一週間戻り、その後福岡に飛び数泊してから黒川温泉に行き、その後別府に行き、宮崎で数泊、鹿児島で数泊してから、名古屋に飛び、桜の咲く頃には京都に入り(ここで僕と合流)、東京に帰ってくるという6週間の旅行なのだ。
昨年3月くらいからずっと休暇で世界中を旅行しまくっている二人は、この6週間の旅が終わると、やっと仕事を始めるとのこと。ずっとLは、もうリタイアしようかな…と迷っていたみたいだけど復帰するようだ。
僕の毎日の暮らしと、彼らの旅行三昧の暮らしを今更比較してもしょうがないけど、6週間の旅行なんて聞くと、やっぱりため息が出るものだ。彼らはバリ島にコテージを持っていて、いつでも僕とKで遊びに来いと言ってくれるのだけど、僕たちにとっては、夏にまとまった休みを取って二人で旅行に行くことさえ、なかなかままならない。
ふたりは、「お土産だよ」と言って、エルメスのシャワージェルを僕とKにくれた。
「これでふたりでお風呂でエッチな時間を楽しんで!」
そんなことするわけないのだけど、エルメスの物なんてプレゼントされたのは生まれてはじめてかもしれない(Kはきっと、エルメスが何かも知らないと思う)
また、来週!と言って去って行ったふたりは、桜の咲く京都を楽しみにしている。
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