一陽来復

これを吉方位に向けて貼るらしい

この人の列…

注意書き

『一陽来復』とは、冬が終わり、春が来ること。悪いことが続いた後に、幸運に向かうこと。
江戸時代からこの『一陽来復』のお札を授けることで知られている『穴八幡』に行ってきた。
数年前の冬至を過ぎた頃にタクシーに乗ったら、女性の運転手さんが話しかけて来た。「先日、新宿の外れの弁天様ですかね?の方を通ったら、ものすごい人で、なんでも、そこのお札を貰うとその年は苦労しないで過ごせるらしいんですよ。夜明け前から人が押しかけてるんです…」
「お客さんも行かれたらどうですか?」
その時は、笑って聞き流していたのだけど、先日その時の会話をなぜだかふと思い出してネットで調べたのだけど、てっきり『抜け弁天』だと思っていたら、抜け弁天ではお札などの情報が見つからなかった。
その後、またしばらく忘れていたのだけど、弁天というのは運転手さんの思い違いかもと思い、新宿の外れの縁起のよさそうなお札を調べたら、『穴八幡』の『一陽来復』に行き着いた。
そして、なぜだか朝起きたら、「今日こそ『穴八幡』に行く日かもしれない。」と思い出して、映画を観た後に、わざわざ早稲田まで足を運んだ。
穴八幡に着くと、ものすごい人の列が出来ていたので、わけも分からずまずは並んでみた。流れは早くすぐに順番が来て、『一陽来復』をいただくことが出来たのだけど、本来は先にお参りをした方がいいらしい。
参道の途中に、禿げで太った石像があって、なんだかそれも温かくかわいかったので、お参りして撫ぜて来た。
『一陽来復』は、冬至の時が最も混むらしいが、大晦日、節分と、三回新年の始まりがあり、24時丁度に、その年の吉方位に向かって高いところに貼るとのこと。
節分を境に春に向かうように、新しい年も沢山の笑いで溢れますようにと願ったのでした。

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